中国のスポーツ用品大手「安踏体育用品(アンタ)」が27日、ドイツの大手スポーツ用品メーカー「プーマ」の筆頭株主になったことを発表した。株式29%を15億ユーロ(約2750億円)で取得。アンタがプーマの筆頭株主となった。
プーマはナイキやアディダスなどとともにスポーツ界で多大な実績と伝統を誇ってきただけに、中国メーカーのアンタが筆頭株主となったことに衝撃が走っている。米メディア「マーケットウォッチ」は「アンタスポーツが、大幅なプレミアム価格で29%の株式を買収することに合意したことを受けて、火曜日の午前の取引で最大20%上昇した」と今回の取引が大きなインパクトを与えている。
中国メディア「チャイナタイムズ」は「アンタスポーツは長年にわたりグローバル化戦略を堅持し、海外でのプレゼンスを強化し続けている。世界トップクラスのスポーツブランドであるプーマは、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、インドといった主要スポーツ市場で強い影響力を持っている。プーマの買収は、アンタスポーツのグローバル化の取り組みに大きな力を与えることは間違いない」と中国メーカーがスポーツ産業の〝盟主〟になる足がかりと指摘した。
今回の買収について、アンタの丁世忠会長は「プーマは象徴的な意義と深いブランド資産を持つ、世界的に有名なブランドだ。プーマから学び、経験を共有し、共にブランドの潜在能力を最大限に発揮していくことを楽しみにしている。これは、アンタグループのグローバル化をさらに推進し、中国を含む世界のスポーツ産業の繁栄を促進し、世界中の消費者とステークホルダーにとって長期的な価値を生み出すことに貢献する」と力強く語った。













