3度目の正直だ――。卓球の全日本選手権最終日(25日、東京体育館)、女子シングルス決勝が行われ、張本美和(木下グループ)が4―3で早田ひな(日本生命)を下して初優勝。ジュニアの部との2冠に輝いた。

 決勝で早田と相まみえるのは3大会連続。直近2大会はいずれも早田に屈していたが、この日は自らのペースで試合を進めた。第1ゲームを7―11で落とすも、第2、3、4ゲームと連取。第5、6ゲームを奪われたが、最後は何とか逃げ切った。

 準々決勝は苦手意識を持つ長﨑美柚(木下アビエル神奈川)を4―1、準決勝は横井咲桜(ミキハウス)に4―3で辛勝。苦しい戦いを強いられる場面でも「リードされている時は失うものがない。思い切ってプレーをしていた。思い切ってやって全部入るわけじゃないので、一か八かっていう気持ちでやっていた」。強気の姿勢を貫き通し、決勝でも体現してみせた。

 24日は父・宇さんの誕生日だった。当日は「おめでとう」と声を掛けた一方で「もっといいプレゼントをしたいなって思っている。お母さんもちょっと前に誕生日だったので、いいお祝いができたらと思う」と優勝を誓っていた張本。リベンジマッチを白星を飾り、最高の形で今大会を締めくくった。