卓球男子シングルスで世界ランキング5位の張本智和(トヨタ自動車)が、難敵の成長ぶりに悔しさをにじませた。

 2年ぶりの優勝を目指した全日本選手権最終日(25日、東京体育館)の準決勝では、前回大会覇者・松島輝空(そら、木下グループ)に3―4で敗れた。全ゲームで3点差以内の接戦も、あと一歩届かなかった。

 前回大会も準決勝で松島に敗れており、再び屈した。かねて警戒感を口にしていたものの、最後は松島に押し切られた。張本は「もちろん勢いは去年の方があったが、こうやって自力でというのは、今日試合をしていてついていると思った」と明かした。

 この日は張本が大きくリードする場面もあったが、松島の粘りに苦しめられた。「僕がリードしていても、常に逆転するという気持ちを常に持ってプレーしていた。逆転された僕も反省するところあるが、松島選手もいい追い上げだった」とたたえた。

 世界ランキングは張本が日本勢トップで、松島が2番手の8位。今後も国内外での対戦が予想されるだけに「全日本で負けたというか、松島選手に負けてしまった。これは今後国際大会でも起こり得ること。次は全日本でリベンジというより、彼にリベンジできるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。