卓球男子シングルスで世界ランキング5位の張本智和(トヨタ自動車)が、日本一奪還に向けて大きな収穫を得た。

 2年ぶりの優勝を目指す全日本選手権5日目(24日、東京体育館)の準々決勝では、木造勇人(関西卓球アカデミー)に4―3で勝利。第1ゲームは先取するも、第2、3ゲームを落とす苦しい展開。それでも終盤は底力を発揮し「リードされた展開でしか得られない恐怖感、焦りを経験できた」と前向きに振り返った。

 頂点を見据える上で、接戦を経験できたのはプラス。「できれば昨日みたいにストレートで勝ちたい。でもスルスル勝ちすぎると、急に山場を迎えた時にどうしたら良いか分からないところはある。こういう試合になって勝てたことは、結果論で考えれば良い収穫になった」と胸の内を明かした。

 25日の準決勝は前回大会覇者・松島輝空(木下グループ)と対戦。前回大会は準決勝で松島に敗れており、リベンジを懸けた一戦となる。「2年連続同じ失敗は許されない。でも、彼は去年の彼よりも強い彼に1年を通してなっている。明日は去年の彼に勝つことより難しいことだと思うので、そこは覚悟しておきたい」。日本のエースとして、プライドを持って最終日に挑む。