卓球男子シングルスで世界ランキング5位の張本智和(22=トヨタ自動車)がベンチコーチの選定基準を明かした。

 全日本選手権4日目(23日、東京体育館)の5回戦は英田理志(日の出医療福祉グループ)に4―1で勝利し、6回戦も吉村和弘(ケアリッツアンドパートナーズ)に4―0でストレート勝利。24日の準々決勝進出を決めた。試合後には「昨日の試合後もしっかり練習し、今日に向けて調整できた。会場に慣れたこと、昨日の反省を修正したことがよかった」と振り返った。

 初戦の22日は父・宇さんがベンチコーチに入っていたが、この日はTリーグ岡山リベッツの田添響選手兼監督が役割を担った。木下マイスター東京時代のチームメートでもある田添を指名した理由について「Tリーグでも10試合くらいベンチに入ってもらい、話していてすごく感覚が合うと思った」と狙いを説明した。

 ベンチコーチには父や男子日本代表の岸川聖也監督、前回大会では森薗政崇(BOBSON)など、さまざまなパートナーを起用。その中で重視するのは〝コミュニケーション〟だ。「卓球や普段の話でも、話して楽しいとか、話したいと思う人にベンチをお願いすることが多い」とこだわりを語った。

 今大会は順当に勝ち進めば、準決勝で前回大会覇者の松島輝空(木下グループ)と相まみえる。王座奪還に向けて「アドバイスをもらいながら、気持ち良く試合ができるように、指摘も異論も、しっかり冷静に受け入れられる人でないと。試合中に苦しい場面で我慢することが大事なので」ときっぱり。頼れる戦友たちの力を借り、頂点に突き進む。