大相撲初場所10日目(20日、東京・両国国技館)、横綱大の里(25=二所ノ関)が平幕の熱海富士(23=伊勢ヶ浜)に屈して3連敗を喫した。

 最初の相撲は同体となり、取り直しの一番。大の里は土俵際まで攻め込んだが、相手に回り込まれると前のめりに。そのまま押し出されて俵を割った。今場所だけで3個目の金星を配給し、3連敗は横綱となってから初めての屈辱。4敗に後退し、優勝も絶望的な状況となった。

 それでも、取組後は「もう一回、しっかり集中して。残り5日間、集中してやっていく。戦う気持ちは消えていない? もちろん。明日に向けて集中する」と気丈に話し、11日目(21日)も土俵に上がる意欲を示した。

 先場所で痛めた左肩の状態は万全でなく、この日も格下を相手に苦戦。九重審判長(元大関千代大海)は「もろ差しを大の里が狙っていったけど、(左が)動かないんでしょうね。力が足りない。一生懸命取っているんでしょうけど、3日連続(黒星)をどう考えるか。勝てないのは心配」と表情を曇らせた。