オフシーズンのドジャースはクローザーにエドウィン・ディアス投手(31)、打線の主軸にカイル・タッカー外野手(28)と大物FA選手を獲得し、さらに戦力を増強させたが「FA補強をしなくてもワールドシリーズ3連覇は堅かった」との見方が強い。MLB公式のマニー・ランダワ氏は「2人を考慮する前からさらに強くなる可能性が4つある」とポイントを並べている。

 まず大谷翔平(31)はドジャースで2年間プレーし、MVPを連続受賞したが、まだ投手としては14試合で1勝1敗。慎重な調整に終始しただけに「投打のフルシーズンで成果をもたらす全体像は見えていない」と今季の〝完全体〟が期待できると見ている。ムーキー・ベッツ内野手(33)も昨年の前半に重度の胃腸炎で体調を崩し、家族の不幸なども重なって極度のスランプに陥った。終盤にかけて復活しただけに「ベッツがベッツに戻るならすでに強力なラインナップへの弾みになる」とした。

 2年目を迎え、先発ローテが見込まれる佐々木朗希投手(24)についても「9月にケガから復帰した佐々木は別人のようだった。ポストシーズンで築いた自信は先発での成功に繋がる大きな励みとなる。100マイルに達する速球、スプリッター、スライダーを実現できればローテーションをドジャース史上最強にする」と期待した。

 また昨季の弱点となったブルペン陣も上がり目があるという。何度も試合を壊したタナー・スコットは長期間にわたって左肘の炎症と痛みに悩まされていたとし「健康を維持できれば復活を遂げ、昨年の苦戦が例外だったと証明できる。スコットとディアスのワンツーパンチが生まれる」と好意的解釈を並べた。

 歯止めのない金満補強が批判されるドジャースだが、個々の成長と体調維持だけで〝最高の補強〟といえるかもしれない。