ドジャース・大谷翔平投手(31)の先発復帰が〝暗礁〟に乗り上げている。左ヒザに不安を抱える大谷は、25日(日本時間26日)のメッツ戦の試合前に予定していたブルペン投球をキャンセル。ロバーツ監督は「問題を先送りするだけだ。まだ100%ではない。彼も我々も確信するまでは前に進むつもりはない。前回に少し後退が見られたので同じことが繰り返されないようにしたい。明らかに理想的なことではなかった。ブルペン投球は徐々に調子を上げていくためのものだから、当然残念だ。しかし、心配や懸念といったものは一切ない」と米メディア「LAタイムス」などに状況を説明している。

 大谷はオールスター戦期間中に潤滑剤注射を施し、22日(同23日)にフィラデルフィアで先発予定を回避し、ブルペン入り。この日が投手復帰に向けての2度目のブルペン調整となるはずだったが、左ヒザの状態が優れないことでまたも停滞を余儀なくされた。

 投手起用については〝限界説〟も聞こえてくる中、指揮官は「彼によれば打撃や走塁には影響がないようだ。だから彼とトレーナーのいうことを信じるしかない。打撃が彼の健康を損なうとか別の情報がない限り、彼をラインナップに入れ続ける」と打撃面の影響はないとしたが、同メディアは「今週は休養日のおかげで乗り切ることができるが、すべての先発投手を6日~7日ごとのローテで起用し続けるなら8月1週までに代役を見つけないといけない」とローテ維持が難しくなると伝えている。

 ここまで14試合で8勝2敗、防御率1・79だが、左ヒザの不安が表面化し、7月3日(同4日)のパドレス戦以来、登板がない。右ヒジ手術のスネルの復帰が近く、腰痛のグラスノーもリハビリ登板をスタートさせるが、大谷だけは先が見えない状況に陥っている。この日のメッツ戦は打者としても5打数無安打と精彩を欠いた。