米バーモント州議会でUFO調査委員会の設立法案が提出される。米メディア「セブン・デイズ」が14日、報じた。

 同州バーリントン選出のトロイ・ヘドリック州下院議員(無所属)が「バーモント州空域安全および未確認異常現象タスクフォース」を設置する法案を提出する。国防総省の「全領域異常解決局(AARO)」の機能を州として踏襲するものだ。

 この法案は、バーモント州にUFOが出現し、目撃された際、その目撃情報を審査する10人で構成されるタスクフォースを設置するものだ。タスクフォースは、UFOに関する目撃報告を精査し、公共の安全やバーモント州の空域に対するリスクを管理するための提言を行う権限を持つ。

 タスクフォースの構成員には、公共安全局長、運輸長官、下院および上院がそれぞれ指名する各1人、バーモント州兵の代表、州犯罪捜査局の代表、州の空港システムまたは一般航空運航の代表、航空宇宙または大気科学の学術専門家、レーダーやセンサーシステムの独立系専門家、そしてバーモント州インテリジェンスセンターの代表が含まれる。

 UFOの中には、「現在知られている技術では説明できない性能特性」を示す可能性のあるものも含まれる。法案によれば、具体例として「観測可能な慣性を伴わない瞬間的加速」や、「対応する熱的痕跡や衝撃波を伴わない極超音速飛行」などが挙げられている。

 ヘドリック氏は「この法案はロビイストのマギー・レンツ氏という地元有権者の要請を受けて提出した」と語った。自身が賛成かどうかに関わらず、有権者が関心を持つ問題を議会に持ち込む手助けをするのが議員の役割だからだという。

 政府関係コンサル会社「アトラス・ガバメント・アフェアーズ」の代表であるレンツ氏は、この問題に強い関心を抱いており、特に2024年にニュージャージー州上空で相次いだ目撃報告以降、その思いが強まったという。多くはドローンや低空飛行の航空機だった。

 そうした報告、そしてそれに対して政府が信頼できる情報を十分に提供できなかったことが、バーモント州にも報告・検証の仕組みを設ける意義があるとレンツ氏に考えさせた。

 レンツ氏は「私はそれが宇宙人だと言っているわけではありません。でも、ここバーモントでこの話題を議論するだけでも、少しは真剣に受け止められるようになると思います」と話している。

 この法案は16日に、下院政府運営委員会に提出される予定だ。