第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で発生した〝犬乱入〟事案を受けて、スポーツ観戦におけるペット禁止の議論が過熱している。

 今大会では各選手の熱い走りが視聴者を惹きつける一方、2日の往路では一歩間違えれば危険なアクシデントが起きた。

 3区で小型犬がコースに乱入して爆走。警察や運営関係者が必死に捕獲を試みるもうまくいかず、国学院大の野中恒亨(3年)に接近するなど選手の走りに影響が出る場面が見られた。

 スポーツ観戦では、プロ野球やJリーグなどスタジアムを使用して開催される競技やサーキットで行われるモータースポーツなどは、一部のイベント時を除いて基本的にペットの同伴を不可にしているケースが多い。ただ、難しいのは公道を使用して行うロードレース。今回の駅伝のほか、マラソンや自転車、トライアスロンなどの競技はペットを連れて沿道で観戦することは自由になっている。

 こうした背景を受けて、SNS上ではスポーツファンの間で議論が沸騰。「リードやハーネスなんてぬるい事言わずに犬や動物を連れての観戦は禁止にしたらいい。観戦する所はたいてい人混みでアレルギーや苦手な人間もいると思いますので」「個人的には道路沿い一番前での犬連れ応援はたとえリード付でも禁止すべきだと思う。大歓声に驚いて吠え続けるワンコの声が聞こえたよ。犬が苦手な選手もいるかもしれないし。選手に何かあったら飼い主は責任取れないんじゃないかと」と〝アスリートファースト〟を念頭に、大会運営者は観戦時のペット禁止を可能な範囲で徹底するべきとの意見が続出している。

 また「ツール・ド・フランス等自転車レースでも頻繁に起きる事で、『わんわん落車』と言われるのですよね…。起きてはいけない、許容してはいけない事だと思います。今回は無事でしたが、選手だけでなく巻き込まれる犬の落命も考えられますから、ペットの同伴は基本禁止にすべきではないか、と思います」と人間だけでなくペットの安全を守るためにも、観戦時のペット同伴禁止を求める声が上がっている。

 今回の箱根駅伝をキッカケに、スポーツとペットのあり方が一層問われることになりそうだ。