スピードスケート女子500メートルでミラノ・コルティナ五輪代表を確実にしている吉田雪乃(寿広)がハイパフォーマンスを見せた。

 全日本選手権初日(26日、長野・エムウェーブ)の同種目では、22年北京五輪銀メダルの高木美帆(TOKIOインカラミ)と同走。吉田は最初の100メートルを全体1位の10秒40で通過すると、最後まで伸びやかな滑りで高木を振り切った。大会新記録の37秒36をマークし「みなさんにいい記録を見せることができて良かった。自分の持っている100%以上を出せた」と頬を緩めた。

 ミラノ・コルティナ五輪の選考会を兼ねた一戦は「正直な話をすると昨日まで調子が悪くて、不安でいっぱいで落ち着かなかった。緊張よりも不安で早く帰りたい、なんでクリスマスなのにって思った」と苦笑い。ブレードを以前のものに戻すなど、多くの心配要素を抱えながらのレースだったが「応援してくださる方のおかげで頑張ろうというスイッチが入った」と頂点の座を勝ち取った。

 ミラノ・コルティナ五輪までは残り40日あまり。大事な大会で好タイムをたたき出したことはプラス材料だ。吉田は「スタートラインに立つまでは不安だったが、音にしっかり反応できた。頭よりも体がしっかり反応した。1つ自信になったレースだった」と手応えを口にした。