レスリングの全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)3日目(20日、東京・駒沢体育館)、グレコローマン130キロ級で準優勝の小畑詩音(24=新日本プロレスリング)を、監督の永田裕志(57)がたたえた。
小畑は決勝で奈良勇太(警視庁第六機動隊)と激突。磨きをかけたがぶり返しを狙うも、後半反則で点数を取られ続け、1―6で敗北した。奈良に対しては昨年の明治杯から数えて、3連敗となった。
試合後、永田とともに取材に応じた小畑は「もう、めっちゃ悔しいです」と拳を握りしめる。「自分のやりたいことがうまくできないというか、伝わらないの現実というか。頭に血が上って、冷静な自分のレスリングができなかったです」と反省した。これに対し永田は「気持ちは伝わったよ」と小畑の肩をたたく。「レスリングの競技者としては今日のファイトは荒すぎる。でもプロレスラーとしては大いに褒めたたえられるファイトだったと思いますよ」とねぎらった。
かねて将来のプロレス転向を希望している小畑にとって、気になるのはやはりウルフ・アロンの存在だ。2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフは来年1月4日の東京ドーム大会でEVILとのデビュー戦を控えている。高校までは柔道選手だった小畑は「同じ重量級ですし、自分が柔道をやっていたときから憧れの選手。自分も負けてられないです。いつかは〝狩り〟にいきたいですね」と熱視線を送った。
ひとまず来年のアジア大会(愛知・名古屋)まではレスリングに集中する考えを示し「全日本チャンピオンになって、アジア大会に出場して、メダルを取ってからプロレスの方に行きたいと思います」と前を向いた。新たなスター誕生はなるか――。













