大相撲春場所11日目(18日、大阪府立体育会館)、東幕下4枚目の炎鵬(31=伊勢ヶ浜)が十両荒篤山(32=荒汐)を突き落として5勝目(1敗)。関取復帰へ大きく前進した。
約3年ぶりとなる十両の土俵に上がると、観客からは大きな声援が送られ、勝ち名乗りを受けると割れんばかりの拍手で祝福された。花道を引き揚げた炎鵬は「自分を信じて土俵に上がりました。しっかり落ち着いて相撲を取れた。観客のかけ声? 相撲をあきらめずに今までやってきて良かった」と感慨深い表情を浮かべた。
久しぶりの大銀杏(おおいちょう)には「うれしいような、懐かしいような、恥ずかしいような…。いろんな感情がありましたね。やっぱり気が引き締まる」。関取の座に近づく白星には「大きな1勝かなと思いますけど、もう一番あるので。しっかり集中していきたい」と表情を引き締めた。
関取を29場所務めたが、首の大けがで序ノ口まで転落。そこから不屈の精神ではい上がった。東幕下11枚目だった初場所は7番相撲で全勝優勝を逃し、十両復帰はならず。後に左足首を骨折していたことを明かした。
大きな苦難を乗り越えてきた小兵力士は「(相撲人生が)今日、終わるんじゃないかという思いがある。いつもそういう気持ちでやっている」と覚悟をにじませる。「(関取復帰は)まだ分からない。あと一番残っているので、死ぬ気で頑張りたい」と闘志を燃やした。












