大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)で、新関脇琴勝峰(26=佐渡ヶ嶽)が待望の〝三役デビュー〟を果たす。かねて師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)が「最低でも大関」と期待する大器は、新入幕以降の停滞期を経て覚醒。昨年名古屋場所で初優勝を果たすと、今場所は念願の三役入り。新入幕から新関脇まで所要35場所は史上10位のスロー記録となった。
琴勝峰は「〝やっとか〟という気持ち。最初の勢いがあるうちに上位まで上がれて、つまずいてからが長くなってしまった」と、これまでの道のりを振り返る。「まだまだ上はあるので。ここからがスタートぐらいの気持ちでやっていきたい。もう26歳。もっとペースを上げて頑張りたい」と意気込んだ。
佐渡ヶ嶽親方は「(新関脇は)うれしいけど、本当に遅かった。対戦相手に『琴勝峰と当たったら勝てないな』と思われるような強い力士になってほしい。早くもう一つ上(大関)に上がってほしい」とさらなる出世を期待。「早く綱を締めてほしいというのが、私の夢。琴勝峰、琴桜も大関という地位を通過点にしてほしい。2人で綱を張ってくれたら」とまで言い切った。
琴勝峰は「少しでも恩返しができるように。そういう姿を見せるために頑張りたい」。長い停滞から抜け出した大器が、看板力士の座をつかみにいく。












