ボクシング・世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチなどが行われた2日の東京ドーム興行のペイパービュー(PPV=コンテンツごとに視聴料金を支払う課金形式)視聴者数が日本格闘技史上最多の50万件を超えることが3日、主催した大橋ジムの大橋秀行会長が明らかにした。

 同興行は日本ボクシング史上最多5万5000人の観客を動員し、メインイベントで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がWBA・WBC・WBO同級1位・中谷潤人(M・T)を至高の技術戦の末に判定で破るなど、大いに盛り上がった。この日、横浜市内で開かれた一夜明け会見で大橋会長は具体的な数字は明かさなかったものの「視聴者もボクシング、格闘技、すべてでトップだと思う」と語った。

 これまでのPPVで日本格闘技史上最多の視聴者数は2022年6月、キックボクシングの那須川天心―武尊戦の約53万と言われている。今回はNTTドコモが運営する動画配信サービス「Lemino」が生中継し、事前は6050円、当日は7150円(ともに税込み)で販売。NTTドコモのドコモMAX加入者は無料で視聴できるなどの特典もあったが、53万を超える視聴者数ならば収益は30億円を大きく超えると思われる。

 一方で、衝撃の事実も明らかになった。前日に元4階級制覇王者の井岡一翔(志成)の挑戦を退けたWBC世界バンタム級王者で尚弥の弟の拓真(大橋)が「家帰って(試合を)見直そうと思ったんですけど、PPVを買ってなくて、見れねえじゃんって」と告白。続けて父の真吾トレーナーも「見れていない。買っていない」と明かした。

 しかし、兄の尚弥は「僕は買いました」とアピール。モンスターはリングの外でもスキがなかった。