日本ボクシング史上最多5万5000人の観客動員を記録した2日の東京ドーム興行で勝利した世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)と弟のWBC世界バンタム級王者・拓真(30=大橋)の一夜明け会見が3日、横浜市内で開かれた。尚弥は今後について、前日と同じく「白紙」と話すにとどめ、所属ジムの大橋秀行会長は年内に試合をしない可能性も「ありますよね」と語った。
米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング=PFP)で2位に付ける尚弥は前夜、PFP6位の中谷潤人(M・T)との日本史上最大と言われた一戦で、至高の技術戦の末に判定勝ち。この日は元気に姿を現し、「ひとまずホッとしている」と心境を語った。
昨年4試合からの中谷戦というハードスケジュールをこなしたことで、前日は「少し休ませてください」と宣言し、今後については「白紙」と話していた。この日も今後を問われると「白紙」と強調。しかし、先月に配信したTikTokライブではフェザー級に上げる前に中谷戦ともう1試合行いたいとの意向を示していた。誰と戦いたいのかを問われると「そんなこと言ってましたっけ? 記憶にございません」と笑いを誘い、「TikTokは初めてだったし、その時のテンションでちょっとしゃべっちゃったぐらいで。白紙なんで」と釈明した。
また、海外メディアなどでは来年1月にPFP4位のWBA・WBC・WBOスーパーバンタム級統一王者ジェシー・ロドリゲス(米国)戦が計画されていると報じられている。実現すれば中谷戦に匹敵する世界的ビッグマッチとなるが、大橋会長は「らしいですね。全然分からない」と話すのみ。続けて「今回はだいぶ休むので」と前置きし、年内に試合を行わない可能性を「ありますよね。もう5月なので」と示唆した。
今年はもうモンスターは見られないのだろうか。












