2022年北京五輪のスピードスケート女子で1000メートルの金を含む4個のメダルを手にした高木美帆(TOKIOインカラミ)に〝明るい兆し〟が見えている。

 今季はW杯第3戦まで頂点に立てなかったが、第4戦では1000&1500メートルで優勝。2種目で26年ミラノ・コルティナ五輪代表を確実にした日本のエースは「試行錯誤しているものが1つ形にできた実感がある。できないものも浮き彫りになって、何に取り組むかが鮮明になった」と目指すべき道が定まった。

 W杯の開幕直前にはスケート靴のブレード(刃)を以前のものに戻した。今季は悩ましい日々を過ごすも「今は迷子という感覚はない」ときっぱり。北京五輪後のモチベーションとなってきた「1500メートルで五輪金メダル」に向けては「私はトップスピードは持っている。どこまで失速させずにゴールまで持っていくかを取り組んでいけば勝機はある」と手応えを口にした。

 16日には羽田空港に帰国したが、26日からは全日本選手権(長野)が始まる。1000&1500メートルを含めた全4種目に出場予定で「体との相談はあるけど出る種目は(優勝を)取りにいく」と力を込めた。

 残り2か月を切ったミラノ・コルティナ五輪では「スタートラインに立った時に『何も考えずに行くだけ』と思えることができれば最高」と話す高木。悲願達成へ、残された時間で改善点を突き詰めていく。