陸上男子マラソンで青学大OBの太田蒼生(GMOインターネットグループ)は〝新たな環境〟で多くの学びを得た。

 昨季までは大学駅伝界の名門・青学大のエースとして、箱根駅伝などの三大駅伝で活躍した。現在はプロランナーとして活動するも、学生時代との違いを実感。「ADIDAS EKIDEN DAY」では「学生時代のようにチームみんなでがっつり練習をやるということがなくなったので、結構いろいろな壁にぶつかった1年だった。だけどたくさんやるべきことも見えてきた」と振り返った。

 プロランナーの道を選んだのは「出された練習メニューの意図を理解してないと意味のない練習になってしまう。それなら自分のはっきりとした意図で、自分の責任を持って練習をやれる環境に身を置くことで、今までにない成長ができるのでは」との考えから。主体性を持って動く中で「予想通りたくさん課題が出てきて、自分には足りない場所がやっぱり多いなと感じている」と現在地を理解したという。

 ゴールドコーストマラソン(7月)は2時間8分31秒で2位に入ったものの、ベルリンマラソン(9月)は2時間14分2秒で18位に沈んだ。2028年ロサンゼルス五輪を見据える上で「マラソンを何度も走ってみて、五輪までは時間がないので、今年1年で得たことを残りの期間で改善してやっていけるようにしたい」と気を引き締めた。

 陸上を始める前はサッカーに取り組んでいたが「W杯を狙っていたけど、無理だと思って、五輪に出られる種目はなんだろうと考えた時に陸上だった」。かねて五輪に強い思いを抱いてきた太田は、自らの選んだ道を正解にする覚悟だ。