大相撲九州場所14日目(22日、福岡国際センター)、横綱豊昇龍(26=立浪)が新関脇安青錦(21=立浪)に完敗。優勝争いは横綱大の里(25=二所ノ関)、豊昇龍、安青錦が3敗で並ぶ展開となった。
豊昇龍が、念願である横綱初優勝のチャンスを迎えた中で痛恨の黒星だ。大の里が目の前で敗れ、勝てば単独首位に立つ結びの一番。安青錦の低い当たりで上体が浮き、たまらず引いて一方的に押し出された。取組後の支度部屋では報道陣の取材に応じず、会場を後にした。
安青錦は豊昇龍と初顔合わせから3連勝。九重審判長(元大関千代大海)は「横綱(豊昇龍)を得意としている安青錦はすごい。(仕切りで)安青錦の自信があるような所作を見て『ああ、まだ豊昇龍は(安青錦に)勝ったことがないのか』と思い出した」と指摘した。
一方、格下に3戦全敗の豊昇龍は親方衆の間で評価が急落。優勝経験もあるベテラン親方は「豊昇龍は学習しているのか。横綱が(格下の)同じ相手に3連敗はあり得ない」と苦言を呈した。
豊昇龍は千秋楽の結びで大の里と相星で激突する。本割では過去7勝1敗(不戦を除く)と得意にする一方で、先場所の決定戦は敗れてV逸した。さらに、今回の本割で大の里に勝ったとしても、決定戦で再び安青錦と対戦する可能性も…。豊昇龍は賜杯にたどり着くことができるのか。












