プライムビデオボクシング16(9月27日、トヨタアリーナ東京)の会見が3日、都内で開かれ、追加カードとしてIBF世界スーパーバンタム級1位・西田凌佑(29=六島)と同級2位サム・グッドマン(27=オーストラリア)が争う同級暫定王座決定戦、WBC世界スーパーフライ級1位・坪井智也(30=帝拳)と同級2位リカルド・マラジカ(27=南アフリカ)が争う同級王座決定戦を行うと発表した。

 元IBF世界バンタム級王者の西田は、昨年6月に当時のWBC同級王者・中谷潤人(M・T)との王座統一戦で敗れたが、今年2月の再起戦で勝利。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がしばらく試合を行う予定がないことからIBFが暫定王座を設けることを決め、西田に2階級制覇のチャンスが巡ってきた。相手のグッドマンは2024年12月に尚弥の4団体統一王座に挑戦することが決まっていたが、自身の2度の負傷により実現しなかった。

 西田は「このタイトルを取れば、(正規)チャンピオンが返上したら自分が正規になりますし、(返上)しなくても、チャンピオンと戦える可能性があると思っているので絶対取りたい」と再び世界王者に名を連ねることに意欲十分。尚弥、中谷との対戦の可能性も出てくることに「その先は。そういった試合ができると思っているので、絶対この試合は落とせない」と必勝を誓った。

 グッドマンについては「結構バランスがよくて、どの距離でも戦える印象。あとは気持ちが結構強いというイメージなので、自分も負けないようにしたい」と評価。「どの距離でも自分が上回れるように今は練習をやっているので、相手がどう出てきたかによって、しっかりポイントを取っていきたいという気持ちと、チャンスがあれば倒したいというぐらいの強い気持ちを持って挑みます」と戦いをイメージした。

 坪井は元アマチュア世界選手権金メダリスト。プロ5戦目の今回で王座を奪取すれば田中恒成と並ぶ日本最速タイ記録となることに「記録に関してはそこまで興味がなくて」と話したものの、「チャンピオンベルトを取れれば、より強い選手と試合ができると思うとすごいうれしく思うので、まずはこの試合のベルトをしっかり取ることを念頭に頑張っていきたい」と意欲を示した。

 マジックマンと呼ばれる技巧派のマラジカを「手が長くて、ジャブだったりストレート系だったり、まあ日本人がやっているようなボクシングをすごい大事にボクシングしているイメージ。堅実に真面目にボクシングをしている印象」と評しつつ、「僕としてはすごいやりやすいのかなと思う。マラジカ選手が自分のボクシングをできないように徐々に、徐々にしていけたらなと思っています」と元アマチュア王者の自信を示した。

 この興行はWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30=大橋)に同級1位・那須川天心(27=帝拳)が挑戦する同級タイトルマッチをメインイベントに行われる。