ボクシングのWBC世界世界バンタムタイトルマッチ(9月27日、トヨタアリーナ東京)で王者・井上拓真(大橋)と挑戦者で同級1位・那須川天心(帝拳)が激突。昨年11月以来の再戦に注目が集まっている。

 元WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼氏はYouTube「久保隼のボクシング設計図」で、この一戦について取り上げた。久保氏は那須川が4月に元世界2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)にTKO勝利したことに触れ「明らかに力強さが増して攻撃的になった。葛西(裕一)トレーナーに代わったことが一番大きい」と指摘する。

 その上で「天心選手は今回、引かないと思う。それがはまれば、天心選手がポイントを結構取ると思います。それが通用しなければ、拓真選手が記者会見で『完封する』と言っていた通り、全部上回って拓真選手。どちらが勝つ時もポイントが結構開くんじゃないか」と試合展開を占った。

 一方で、両選手のモチベーションについても言及。「(モチベーションが高いのは)確実に天心選手。負けてるんで絶対にやり返すという気持ちやと思います。拓真選手は本音としてはやっぱり統一戦、あとバム選手(WBA同級スーパー王者のジェシー・ロドリゲス)とか、そっち側とやりたい気持ちがあると思う。(天心に)足をすくわれないようにしないといけないと分かっているでしょうし、今回も気持ちを作り上げてくるでしょうけど、本当は違った方に行きたいのでは」と推察した。

 また、前回対戦で浮き彫りになった那須川と拓真の実力差についても「埋まったか、埋まってないかで言うと、絶対にそこは埋まったと思います。勝ち負けは別として」と断言した。