衰え知らすの探求心だ。レスリング元世界女王から総合格闘技RIZINを経てプロボクシングに転向した山本美憂(52=カナダ)が15日、後楽園ホールで行われたデビュー2戦目の日本初戦で初勝利を挙げ、国内史上最高齢出場記録を更新した。
自身と同じ2戦目の田口智香(花形)に対し、山本は3回に左フックと右フックで2度ダウンを奪って3ラウンドTKO勝ちし、リング上で感激の涙。今後については「ずっとボクシング」と宣言した。課題については「全部です。まだまだ」と慢心せず。年齢との闘いになるが「全然。私はバーッとやっちゃう方なので」と笑い飛ばした。
ボクサーの道を極めることを誓ったが、今ボクシング界で最もホットな話題といえば、自身と同じくRIZINで活躍したWBC世界バンタム級1位・那須川天心(帝拳)が王者・井上拓真(大橋)に挑戦する同級タイトルマッチ(27日、トヨタアリーナ東京)だ。
山本としては、キックボクシング出身で総合格闘技の経験もあり、RIZIN時代に何度も同じ興行に出場した那須川を応援したい心情なのだろうか…。それを問うと、迷いながらも「そうですね」と本音を明かした。
しかし、即座に「でも、絶対いい試合になると思うので、どっちを応援というより勉強で見ます。まだまだ、すべて勉強です」と強調。年間最高試合になると予想する声もあるほどハイレベルな戦いが期待されている試合だけに、ボクサーの視点から多くを学ぶ考えだ。
この日は具体的な目標こそ出なかったが、指導する元世界3階級制覇王者でKOBE長谷川ジムの長谷川穂積氏が「何らかのタイトルは目指したい」と明言。格闘女王はどこまで進化していくのだろうか。













