故郷でも〝大フィーバー〟だ。大相撲秋場所5日目(17日、東京・両国国技館)、関脇熱海富士(24=伊勢ヶ浜)が小結大栄翔(32=追手風)を押し出して4勝目(1敗)を挙げた。5月の夏場所は新関脇で9勝を挙げ、名古屋場所は12勝で優勝同点。今場所で12勝をマークすれば、大関昇進の目安とされる「三役で3場所合計33勝」に到達する。
静岡県出身力士として幕内優勝や大関昇進を果たせば、史上初の快挙だ。熱海富士後援会の森田金清会長(58)は「静岡では相撲に興味のない人も多かったけど、今はみんな熱海富士の取組だけは見ている。地元では本当に全員が応援している」と県内での盛り上がりを証言する。
大関候補の人となりについても「本当に気配りができて優しい。地元でも駅に降りた瞬間に人が寄ってくるけど、全然嫌な顔をしないで、誰に対しても気さくにしゃべってくれる」と好青年な一面を明かす。その上で「勝負師として、優しすぎると思うところは正直ある。同部屋の翠富士関、尊富士関が勝負師っぽいので『もう少し』と思うけど、最近は気持ちも強くなってきた」と精神面の成長を力説した。
森田会長によると、熱海富士が初Vを果たせば熱海市内でのパレード開催を予定している。関取本人も「優勝、横綱大関を目指してやっているので、結果がついてくれればうれしい」と故郷への恩返しを誓っていた。角界の至宝が、悲願の初V&大関昇進へと突き進む。












