元NHKアナウンサーで大相撲中継のエースとして活躍した藤井康生氏が1日、自身のYouTubeチャンネル「藤井康生のうっちゃり大相撲」で生配信。横綱昇進の基準について言及する場面があった。
横綱昇進の可否を最終的に判断する横綱審議委員会(横審)は、内規で「大関で2場所連続優勝、またはこれに準ずる好成績」と条件を定めている。その一方で昇進の基準を巡っては、綱取りのたびに異論が噴出。この日の視聴者からは内規の改定を求める意見が寄せられた。
藤井氏は「これね、難しいところなんですが…。ここが大相撲の面白いところで。きちんと数字で割り切って2場所連続で、あるいは3場所連続で13勝以上ならば横綱昇進。あるいは2場所連続で14勝以上というふうな、何か決め方をしてれば分かりやすいですし、報道する方も『あと1勝で横綱』とはっきり言える。ただ、大相撲の面白いところは数字(勝ち星)だけではない、もっと中身をちゃんと見ましょうよと。ごまかして勝っている1勝と、本気になって強い相撲を見せた1勝とは違いますよというところは、やはり言いたい部分はありますしね」と持論を語る。
さらに「横綱昇進というのはその時代によって当然、横綱がゼロの時には少々甘くなっても仕方がないですし。横綱が4人もいる時に横綱に上がろうと思っても、かなり頑張らないと。5人目の横綱は〝そこまではいらないでしょ〟というふうになりますし。こういうところは難しい」と別の角度からも指摘した。
横綱豊昇龍(立浪)は13勝2敗の優勝次点から12勝3敗での優勝を経て横綱に昇進。角界内外で賛否両論が巻き起こった。7月の名古屋場所では大関霧島(音羽山)が12勝3敗の優勝同点。9月の秋場所で綱取りに再挑戦する。今後も横綱昇進の基準を巡る議論が続くことになりそうだ。












