バトンは受け取った! 立ち技打撃格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2026」(19日、東京・EBARA WAVEアリーナおおた)で、那須川龍心(20)が大崎一貴を破りRISE世界スーパーフライ級王座を奪取。この勝利に兄の〝神童〟こと那須川天心(28=帝拳)も会心の笑みを浮かべた。
試合は序盤から激しい打ち合いとなった。前に出て距離を潰してくる大崎に対し、龍心もその圧力をいなしながらパンチや蹴りで応戦。天心もリングサイドで見つめる中行われた激闘は5ラウンド(R)では判定1―1で決着つかず、延長戦の末に判定2―1で龍心が僅差の勝利を手にした。
6月に敗れた相手にリベンジを果たす勝利の瞬間、天心も叫び声を上げながらリングのエプロンへ。ロープ越しに抱き合って喜びを分かち合った。自身も昨年11月に敗れている井上拓真(大橋)とのリベンジ戦を27日に控える天心は「やりましたね。リベンジ。彼が勝たなかったら僕の試合がなくなってたところなんで。とりあえずステージが整ったって感じ。これで試合成立」と冗談めかしながら、弟の勝利を喜んだ。
エプロンへ駆け上がったことには「思わずですね。でもリングには入ってないんで、ボクシング界的にはセーフだと思います。リングの外ギリギリ。いつもすべてギリギリで生きてるんで、そこは大目に見ていただきたいなと。そのぐらい嬉しかったです」と笑みだ。その試合を「ギリギリを本当に勝ち取ったという…。自分に勝ったかなと思います。組際ですよね。ぶつかった時に前はちょっと負けてたんで。そこをしっかり徹底的にやってきたんで。だからぶつかってもフィジカルで負けなかった」と振り返った。
弟からバトンを受け取る形になったが「いい刺激もらえましたし、自分はこういう激闘にはならないと思いますので、しっかりと勝たせていただきたいなと思います。例え今日みたいなドロドロになったとしても、弟のパワーも受け取ったので、しっかりやるだけだから」と拳を握る。さらに「僕に繋げたいって気持ちも相当感じたので、その思いを受け取りました。これですべてがそろった感じがしますね」と闘志をみなぎらせるのだった。












