20代男性を車に監禁したとして違法風俗スカウトグループ「ナチュラル」のメンバーである山阪恵斗容疑者(26)ら男3人が、19日までに逮捕監禁と強要の疑いで逮捕された。

 警視庁によると3人は6月、共謀して「なんで連絡ばっくれてるんだ」などと因縁をつけ、羽田空港で男性にスマートフォン2台を提出させ、路上に止めた車に監禁した。

 パトロール中の警察官が不審な車両を見つけて職務質問を行ったところ、男性が助けを求めたことで発覚したという。

 ナチュラルは東京・歌舞伎町を拠点に全国の繁華街で活動する国内最大級の違法スカウトグループ。グループには1500人以上が所属し、月収が1000万円超のスカウトもいた。大所帯のグループを統率するため独自に開発したアプリでやり取りしていた。また警察を「ウィルス」と呼んで警戒し、捜査員の顔写真を共有するなど情報管理を徹底していた。

 歌舞伎町関係者によると「グループ内の規約を教えるための研修ビデオのようなものまで制作しています。警察にはスマホの暗証番号を言わない。会社(グループ)の情報を言わない。お金の流れを言わない。守れなければ責任取らせますといった内容から、逮捕された場合の対応についてもレクチャーしていました」。

 企業のような組織制度だが、メンバーを最終的に従わせるのは暴力とわいせつ行為を用いた制裁だ。2023年にグループの規約に違反した男性を監禁し、暴行を加えたとして幹部の兼子エディ被告らが監禁・強制わいせつ致傷で逮捕された。

「殴る蹴るはもちろんだけど、精神的なダメージを与えるためにわいせつ行為を伴う制裁も常とう手段。グループの規約を守るために徹底的にやる」(同)

 幹部らが逮捕されても、グループの規約は受け継がれているのかもしれない。