世界が挑戦してこい。立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD MAX」(15日、国立代々木競技場第一体育館)で、元K-1ライト級王者・朝久泰央(27)が判定2―0で稲垣柊(25)を下し、2階級制覇を達成した。

 試合は序盤から両者が積極的に攻撃を繰り出す展開。そんな中、朝久は強烈なパンチを相手の顔面に何発もヒットさせ、試合の流れを譲らない。終了直前に相手の猛反撃を受けたが、これにも応じて打ち合い、ジャッジ3人の内2人の支持を受けて判定勝利した。

 試合後、マイクを持った朝久は「ありがとうございます。本当はKOで勝ちたかったですけど、苦しい戦いになりましたけど、なんとか勝つことができました」と感極まった様子。盟友の平本蓮ともリング上で抱擁を交わし「愛と誇り、愛あっての結果だと思うので、たくさんのみんなに感謝を伝えたいです」と叫んだ。

 さらに、朝久は「こんな泥臭い結果で言えないけど、この王者を機に世界に挑戦していきたいと思います」とまさかの発言。近年、K-1を離脱して海外団体に挑戦するケースが多いだけに、会場が一瞬ザワついたが「て言うわけないでしょ!」と即座に否定。そして「誰がなんて言おうと、K-1が世界なんで。俺が挑戦じゃなくて、お前らが挑戦しに来い!」と堂々宣戦布告し、最後に「K-1最強、押忍。俺たちが一番強い。やったぜベイビー」として拍手を浴びた。

 この姿に須藤元気プロデューサーは「朝久選手の気合の入った戦い方。やっぱりいいですよね」と祝福。今後に向けて「朝久選手は2階級制覇でキャラクターもあるし、K-1を背負って立つ選手になるだろうなと思いました」と大黒柱としての活躍を期待していた。