〝炎の飛龍〟藤波辰爾(71)が主宰する「ドラディション」14日の後楽園大会で、プロレスリング・ノアの征矢学(40)がLEONA(32)との初シングルマッチで貫禄勝利を収めた。

 今大会は1995年に藤波が旗揚げした「無我」がサブタイトルとして使用されており、団体が無我を冠する大会を開催するのは2007年12月13日後楽園大会以来、約18年ぶり。07年4月にドラディションの前身団体「無我ワールド・プロレスリング」で生え抜き第1号としてデビューした征矢は、当時中学生だった藤波の長男・LEONAとの初一騎打ちに臨んだ。

 強烈な打撃で試合を優位に進めた征矢は、カウンターの掌底から張りて手を連発されて反撃を許す。フィッシャーマンズスープレックス、ダブルアームスープレックスと立て続けに浴びてしまった。

 それでもドラゴンスープレックスだけは許さない。フライングラリアートで反撃に転じると、粘るLEONAの逆さ押さえ込みもカウント2でキックアウト。デスバレーボムを発射すると、最後は強烈な弾道(ラリアート)で3カウントを奪った。

 バックステージでは「藤波玲於南が何ねんやってるのか、たしか10年以上やっているはずだろ。こういう形でシングルマッチができたこと、光栄に思ってます」と数奇な運命に導かれての初対決に感慨深げな表情。

 それでも最後は「まだ負けるわけにはいかないんだよ。俺にもな、あふれんばかりの情熱が、情熱が、情熱がぁぁあぁ! ここに詰まってるからよ。もっと高みを目指してやっていく」と高らかに宣言していた。