ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(38)がファウンダーを務める興行「SAIKOU×LUSH」が31日、都内で会見を開き、12月27日に愛知スカイエキスポでIBF世界フライ級王者・矢吹正道(33=緑)が同級1位フェリックス・アルバラード(36=ニカラグア)と初防衛戦を行うと発表した。

 矢吹は3月の前戦で2階級制覇を達成し、今回は指名試合。相手のアルバラードは戦績42勝(35KO)4敗。2013年に当時のWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔に敗れたが、18年にIBF世界ライトフライ級王座を奪取し、19年に小西怜弥の挑戦を退けている。亀田三兄弟のスパーリングパートナーを務めたこともある。

 矢吹は経験豊富でダウン経験がないという相手を「アグレッシブでキャリアもある強い選手。ここ最近では一番苦戦するんじゃないかと思う」と警戒。それでも、「相手は好戦的なのでKOで終わる思う。しっかり勝っていいところを見せたい」と闘志を燃やした。

 試合当日はサウジアラビアでスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)、元3階級制覇王者・中谷潤人(M・T)らが参戦するビッグイベントも行われるが、「そこはまったく気にしていない。時間がかぶらないからいいかなと」と冷静。亀田ファウンダーから将来の王座統一戦、3階級制覇などの言及があったことには、「もちろん視野に入れてやっていきたい。どう転んでもやりたいので」と意欲を示した。

 この一戦はMPプロモーションが興行権を3万ドル(約459万円)で落札し、矢吹への分配は1万9500ドル(約298万円)になると海外で報道されていた。興行権を買い取って国内開催にこぎ着けたという亀田氏は「そんな金額ちゃいますよ。それ以上のものを払う。桁が違う。SAIKOU×LUSHの世界戦の基準」と明かした。