米国・AEWのPPV「レッスルドリーム」(18日=日本時間19日、ミズーリ州セントルイス)で、AEW統一王者オカダ・カズチカ(37)と 新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)の〝最強コンビ〟は、AEW世界タッグ王者のブロディード(ブロディ・キング&バンディード)に敗れてベルト取りに失敗した。
オカダはユニット「ドン・キャリス・ファミリー」に加わり、7月に初代のコンチネンタル&インターナショナル統一王者に輝いた。ただ、かねてファミリーの中核として活躍してきた竹下とは、一触即発の緊張関係が続き、タッグ戦でチームを組んでも小競り合いを繰り返してきた。挑戦権をかけたエリミネーター戦ではオカダ&竹下がブロディードに完勝したが、試合後も竹下がオカダを突き飛ばすなど連係に不安を残していた。
序盤こそ最強コンビが攻勢をかけるが、王者組の連係は冴えてオカダと竹下は、ブロディからダブルラリアートでは吹っ飛ばされ、場外ではバンディードのムーンサルトアタックを浴びる。2人は負傷しているバンディードの左肩に狙いを定めて攻めまくる。だが、連係技がなかなか決まらず、オカダはブロディのデスバレーボムで竹下めがけて叩きつけられた。
それでも「個」の力では王者組を上回る最強コンビは、竹下が得意のランニングニーを連発。ヒザのサポーターを外してバンディードにとどめの一撃を見舞おうとするが、コーナーに控えたオカダが背後からタッチする。竹下は相棒の身勝手な行動に、不満げな表情だ。代わったオカダはブロディードの猛攻をくらうも、コーナーから飛んできたバンディードをカウンターのドロップキックで迎撃。そのままレインメーカーを狙ったものの、ブロディから竹下、バンディードとともに3人まとめてのジャーマンで投げられてしまう。
4人がダウン状態となると、立ち上がった最強コンビはブロディにオカダのドロップキックと竹下のニーアタックの合体技をさく裂させる。バンディードには交互にビッグブーツを放って仕留めにかかるが、ルチャの実力者はキックを連発し2人に必死の反撃だ。オカダはバンディードを強引に捕まえレインメーカーを放つも、かわされて反対側にいた竹下に誤爆。ところがオカダは合掌し謝罪の意思を示すも、顔はなぜか満面の笑みだ。実況席のドン・キャリスもお手上げのポーズをする中で、統一王者は何とダウンした竹下の背中に中指を突き立ててみせた。
ここ一番で不仲が露呈すれば、最強コンビに勝ち目はない。笑顔のオカダはバンディードに捕まり、顔面にヒザを浴びると、ブロディのみちのくドライバーで叩きつけられた。場外のIWGP王者もブロディのトペ・スイシーダをくらうと、最後はオカダがバンディードが右腕一本で仕掛けた21プレックス(変型ジャーマン)を決められ、まさかのフォール負けを喫した。
不仲の最強コンビは懸念された通り、連係が乱れて敗戦。そればかりかオカダの笑顔と中指は、IWGP王者との関係に大きな禍根を残しそうだ。












