サッカー日本代表は14日の国際親善試合ブラジル戦(味スタ)を3―2で劇的勝利。出場したMF久保建英(24=レアル・ソシエダード)が、積極的な仕掛けの理由を明かした。

 ブラジル戦では右シャドーで先発。得点は奪えなかったが、攻める姿勢を貫き通した。「あれくらい誰かがやらないと、格下みたいな感じになってしまう。こっちも一発あるぞというのを見せておかないと、流れをひっくり返せない。特に2失点してから無理にでも仕掛けていった」

 前半40、41分にはその仕掛けが厳しいチャージで倒され、ファウルをアピールしたが、主審に流された。「勝ったからよかったけど、公式戦なら取ってほしかった」と少しだけ不満げだった。

 先月に痛めた左足首の状態を踏まえて時間限定の出場となっており、後半9分に退いた。「もともと45分、無理して60分って感じだったけど、もうちょっといきたかった」と説明。幸い状態は「やっと久しぶりに、試合中に痛みなくプレーできた」と万全の状態に近づきつつある。

 自身の交代後の逆転劇は、カタールW杯のドイツ&スペイン戦の時と同じだが「カタールの時とは全然、個人の気持ち的には違うと思う」。代表戦の大舞台においてなかなか数字に表れる活躍ができていないものの、素直にイレブンの奮闘がうれしかった。

 目標はまだ先にあるだけに、歴史的勝利にも「親善試合は親善試合。喜ぶところは喜んで、これで安心しないようにしたい」と気持ちを引き締めた。