男子テニスの上海マスターズで、アルトゥール・ランデルクネク(フランス)が中国の大気汚染について言及し、物議を醸している。

 ランデルクネクは2回戦でアレックス・ミケルセン(アメリカ)を下し、3回戦でアレクサンダー・スベレフ(ドイツ)を撃破した。調子を上げている中、中国で注目されているのが2回戦勝利後の発言だ。中国メディア「網易」は、「ランデルクネクはフランスメディア『レキップ』のインタビューで、上海の高温多湿の天候についてコメントし、中国の大都市の汚染について不満を漏らした」と報じた。

 ランデルクネクは自国メディアに対し、「今回も厳しいコンディションでの試合だった。確かに、コートでは呼吸するのが難しい。コートではウオームアップの段階からすでに厳しい状況だ。湿度が非常に高く、アメリカの夏よりもひどい。さらに、中国の大都市は汚染がひどいことで知られており、呼吸を妨げる要因となっている。そして、すべてを覆い尽くすような雲がある。この蒸し暑い中、冷静さを保つのは難しいだろう。試合終了時にミケルセンがかなりイライラしていたのが見えた」と環境の厳しさを語った。

 ランデルクネクは同時に「観客席の人を見ていると、困難に直面しているのは自分だけではないと思う」と中国ファンも思いやったが、〝大気汚染〟を口にしたとあって、網易は「彼の発言は中国インターネット上で多く不満を引き起こした。一部のファンは『亜熱帯高気圧がもたらす暑い気候は初めて?』『偏見だ』と反応した」とブーイング。また、同メディアは大気監視データも引用し、試合当日は「大気質は優れていた」と反論している。