高市早苗新総裁が選ばれた4日の自民党総裁選で注目されたのが麻生太郎元首相の動向だった。
昨年の総裁選で高市氏を推した麻生氏だったが、石破茂氏に敗北。石破体制で麻生氏は最高顧問という事実上の名誉職に押し込められていた。とはいえ、キングメーカーであることには変わりなく、今回の総裁選では唯一残る派閥を率いているだけに高市氏や小泉進次郎農相などが〝麻生詣で〟を行った。
誰に投票するか明言しない麻生氏だったが、1回目の投票で麻生派は茂木敏充前幹事長と小林鷹之元経済安全保障担当相にバラけたという。高市氏と小泉氏の決選投票では茂木陣営と小林陣営の多くが高市氏に投票したとみられる。
1回目の投票で高市氏の党員票は119票と、小泉氏の84票を上回っていた。ある小林陣営の議員は「党員票が多い候補がこうして総裁に選ばれたのはよかった」と党員票の影響を強調した。一方で小泉陣営の議員は「思ったより議員票が伸びなかった。いろんな動きがあったのでしょう」と嘆息した。
永田町関係者は「この結果に麻生氏は高笑いでしょう。石破執行部では非主流派でしたが、高市執行部では復権するはず」と麻生氏の主流派復帰を指摘した。












