〝起爆剤〟になれるか――。カーリング混合ダブルスの2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選日本代表決定戦最終日(28日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、決勝の第2戦で小穴桃里(30)、青木豪(25)組が、松村千秋(32=中部電力)、谷田康真(31)組に7―6で勝利。1次リーグを含めた通算成績を3勝1敗とし、世界最終予選(12月、カナダ)の切符を獲得した。

 混合ダブルスは18年平昌五輪から採用されたが、これまで日本勢の出場はなし。道なき道を歩んできた両ペアは試合後に健闘をたたえ合った。小穴は「こんなに、勝ってうれしくて悲しいというか、どちらも頑張っているのを知っていた。みんなの分まで頑張っていきたい」と涙ながらに決意を新たにした。

 混合ダブルスは4人制と比べて、人気、知名度が劣っているのが現状。ある関係者は「仕方ないけど、4人制と比べると観客が少なかった」と吐露するも、五輪で活躍すれば女子のロコ・ソラーレのように熱視線を浴びる可能性もある。

 別の関係者は「今回の決勝で戦った両チームは世界でも戦える力がある。十分にチャンスがある」と小穴、青木組に期待を寄せている。世界最終予選は残り2つの五輪出場枠を争う戦いとなるが、小穴は「日本代表として五輪の切符をしっかりつかんでいきたい」と力強く宣言。ライバルの思いを胸に新たな歴史を刻む覚悟だ。