総合格闘技イベント「RIZIN.51」(28日、愛知・IGアリーナ)での「RIZIN WORLD GP フライ級トーナメント」準決勝で、元谷友貴(36)と対戦する神龍誠(25)が優勝への覚悟を語った。

 神龍は27日、名古屋市内で行われた公開計量に登場し57キロジャストでクリア。同じく57キロだった元谷はリカバリーのため会場に姿を見せず〝肩透かし〟となったが、決戦に向けて闘志をみなぎらせた。

 神龍は試合に向けて「ハイレベルのすごい攻防を見せられると思うので、そこは目を離さずに見てほしいなと」と力を込める。激闘になることは必至として「動きが止まらないと思うんで。打撃もそうだし、組みの場面でもずっとどちらかが動いている展開になるのかなって、なんとなく思います。だから楽しみにしていてほしいです」と自信たっぷりに呼びかけた。

 一方で「でも、切羽詰まってるのもありますよ」と意外な胸中も吐露だ。その理由として「僕ら若い世代が乗り越えなくちゃいけないと思うんです。僕がここで負けて、決勝戦がもし扇久保(博正)対元谷さんになったら〝日本のMMAの未来は大丈夫なの〟って思われちゃうじゃないですか」と〝世代の壁〟を打ち破る責任を感じていると力説。それを踏まえ「そういう意味でも、僕は勝手に日本のMMAの未来のために、絶対に勝たないといけないと思ってます」と拳を握った。

 その目は、海外で活躍する同階級の日本人選手たちも視野に入る。米総合格闘技イベント「UFC」やシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」でフライ級の日本人が実績をつくっている。これに神龍は「今回は日本も本当にレベルが高いトーナメントが行われているので。ここで一番になって、その人たちにも〝勝負してやるぜ〟みたいなことを胸張って言えるというか…。まず日本で一番にならないと、と思ってます」と拳を握る。

 このままGPを制し、悲願のベルトを腰に巻くことができるか。