私、失敗しないので――。自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)への出馬を表明した林芳正官房長官(64)が18日、国会内で政策発表会見を開いた。
岸田(文雄)政権、石破政権で官房長官を務めた林氏は「この流れを受け継ぎながら、さらに新しいものを付け加えていければと思っています」と述べた。
今年で国会議員になって30年になるということもあり、その思いは強い。
「経験と実績で未来を切り拓く」をキャッチコピーに掲げ「林プラン」を作成。1%程度の実質賃金上昇の定着、国民所得と経済生産性の向上による成長と分配の好循環を目指すとした。
質疑応答では時間の制約上、報道各社1社1問のルールが設けられた。記者から「党内では政権のナンバー2である林長官にも責任があるという声もある。そうした中で総裁選に出ることの正当性、資格についてどう考えるか?」といった厳しい質問も飛んだ。それに対し、林氏は「重い責任を負っている一人だと思います」と認め「危機的な状況にあたって、お役に立てるんであればという思いで立候補させていただいた」と回答した。
会見中、指名されない記者が「官邸が決めた記者ばかり当てないでください。おかしいと思うんですけど」と司会者にクレームを飛ばす場面があったが、林氏に動揺する様子はなし。その後もソツのない質疑応答を行い、会見を終えた。
「会見自体は地味なものだったが、堅実な林さんらしさが出たとも言える。ミスや失言がないのが一番の強みですからね。これまでも問題を起こした議員が辞任した際に緊急登板し、代役を務めてきた。その知識と経験は豊富です」(永田町関係者)
同日、高市早苗前経済安保相が出馬の意向を表明。小泉進次郎農相と高市氏による一騎打ちムードが漂うが、林氏は割って入ることができるか。












