ボクシングの3大世界戦が14日、愛知・IGアリーナで行われ、WBA世界ミニマム級王座決定戦は同級2位・松本流星(27=帝拳)が同級1位・高田勇仁(27=ライオンズ)に5回1分26秒、負傷判定3―0で勝利し、デビュー7連勝で世界王座を獲得した。

 突然のアクシデントに笑顔はなかった。俊敏な出入りから的確なパンチをヒットさせて主導権を握った松本。そして5回、互いに距離を詰めてパンチを放った瞬間、松本の頭部が高田の顔面を直撃。高田は仰向けに倒れて起き上がれず、試合がストップ。偶然のバッティングと判定され、松本の勝利となった。

5R、松本流星(右)とバッティングしてしまった高田勇仁
5R、松本流星(右)とバッティングしてしまった高田勇仁

 松本は試合中の事故で8月に死去した日大時代の先輩・神足茂利さんのイニシャルSKをコスチュームに刻んで戦った。不運の結末だったが、天国の先輩に世界の白星を届けることができた。

 高田は救急搬送されたが、意識はあるという。