阪神は11日のDeNA戦(甲子園)に2―0で快勝。先発の大竹耕太郎投手(30)がベイ打線を3安打1四死球で完封し、今季8勝目をマークした。試合時間は今季最短の2時間14分。加古川市内に住む人ですら、球場近辺で一杯飲んでから帰宅できるほどの〝超ショートゲーム〟となった。
両軍合計7安打。スコアボードに刻まれた得点は4回の森下の21号2ランのみという投手戦は、異例のハイペースで進行。マウンドと一塁側ベンチを慌ただしく8往復した大竹も「いや、疲れますよ。インターバルが短いので。ポール間走と一緒です。肺はキツいですね」と試合後は大粒の汗を拭う。とはいえ、まだ30歳の若さとは思えぬほど、円熟味のある104球を披露した一夜に「ゾーン内でしっかり勝負できたと思う」と手応えをにじませた。
阪神主催のホームゲームでは、7回の攻撃開始前に「ラッキーセブン」イベントが行われるが、この日球場内に恒例のファンファーレが鳴り響いたのは午後7時40分。長年同イベントに関わってきた古株の関係者も「ここまで早いラッキーセブンは初めてかも…。これまでの自己最速は2年前の村上頌樹と山本由伸(現ドジャース)の午後7時45分でしたから」と目を白黒させる。
2023年6月13日に行われたオリックスとの交流戦(甲子園)も、この日と同じ2―0というスコアでオリックスの勝利で決着。試合時間は2時間35分だった。同学年にあたる村上と山本はそれぞれ、同年のセパ・シーズンMVPを受賞。球界を代表する投手同士の投げ合いのペースを、この日は上回った格好だ。
早々にリーグ制覇を決め、頭の中はすでに「対ポストシーズン」に切り替わっている藤川監督も「やっぱりファンの方は勝つことが好きですね。リーグ優勝はしていますけど、いい文化だと思います」と〝タイパ〟抜群の一日を笑顔で振り返っていた。












