自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)で11日、小林鷹之元経済安全保障担当相が出馬の意思を表明。来週にも会見を行う。

 この日、小林氏が座長を務める勉強会には昨年の総裁選で選対に入った議員らが中心に集まった。本人出席、オンライン出席、秘書の代理出席、さらに落選中の議員らを合わせて48人が参加。推薦人20人のハードルはクリアできそうだ。

 勉強会後、小林氏は「中間層や若者世代、現役世代がもっともっと元気になるような、将来に対して夢と希望を感じられるような、そんな日本を作っていきたい。その責任が私たちにはある。それを共有する中で、この度、小林鷹之はその先頭に立って、自由民主党の総裁選に臨む、その覚悟を固めました」と出馬の意思を正式に表明した。

 小林氏は昨年の総裁選では国会議員票41票、党員票19票を獲得し、9人中5番手につけていた。石破体制では広報本部長の打診があったものの固辞。勉強会を開催し、政策を磨いてきた。

 党内では保守寄りの政治家と見られており、高市早苗前経済安全保障担当相と被る印象もある。SNSでは高市氏の支持者から「高市つぶし」との声も漏れる。その高市氏はこの日、岸田文雄前首相と面会して出馬の意向を伝えたとされる。

 また、小林氏は50歳という年齢から小泉進次郎農相と同じく世代交代のイメージもある。つまり、小泉氏とも票を食い合いかねないわけだ。永田町関係者は「自民党内で小泉氏への支持が広がりを欠いているという情報があります。それが小林氏にくれば面白い戦いになる」と指摘した。

 1年前との違いを出せるかどうか。