ドラディション11月14日後楽園大会で、新日本プロレスの現IWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(38)と対戦する〝炎の飛龍〟藤波辰爾(71)が、天国の弟子に勝利をささげる。
サブタイトルに「無我」が使用される同大会のメインで実現するのは、古巣・新日本の最高峰王者との初シングルマッチ。藤波を尊敬するザックも「ドリームマッチ」と目を輝かせる一戦は、大きな注目を集めそうだ。
藤波は取材に対し「えらい選手を抜てきしたなって思いはあるよ。たらればで言えば、自分がベストな時に今の彼とやりたかった思いはある。でも、今は今でいろいろな引き出しがあるから。まず自分のコンディションをどこまで上げられるかに尽きるね」と闘志満々だ。
全盛期を迎え業界の頂点に君臨するザックが相手でも、ネバーギブアップの精神は変わらない。「ギブアップを奪う自信? もちろん! それは当然狙うし、そのくらいの気持ちがないと。手合わせという気持ちはないです。久々にまだまだ、忘れていた技がいくつかあるかもしれないしね。カール・ゴッチさんと練習している時の。ドラゴンスクリュー、ドラゴンスリーパーだけでなくね」と豪語した。
無我を冠した大会で〝ゴッチ殺法〟を駆使してザックを撃破すれば、今年2月に死去した故西村修さんへの最高のはなむけとなる。
「彼と一緒のリングに立ちたかった、立たせてあげたかったなっていうのはあってね…。俺が作った無我ではあるけど、彼がああやって温めてくれていたわけだからね。どこかで彼が見ているだろうし、会場のファンも西村を思い出してくれればいいなという思いはありますね」
時空を超えた夢対決には、プロレスならではのドラマとロマンが凝縮されている。












