大波乱の幕開けだ。ノアのシングルリーグ戦「N-1 VICTORY」の開幕戦が8日、後楽園ホールで行われ、Bブロック公式戦で丸藤正道(45)と対戦したOZAWA(28)が、アクシデントによる負傷で消化不良の敗戦となった。左足首骨折の疑いもあり、最悪の事態になれば今後の欠場の可能性も浮上。団体の快進撃を支えたOZAWAの今後は、いったいどうなるのか…。

 初シングルとなった丸藤戦でOZAWAは、開始早々いきなり場外へ出てベテランを翻ろうする。さらにこれを追って丸藤がリングを下りてくれば、あざ笑うかのように入れ替わって上がり挑発を続ける。さらにおきて破りの不知火まで狙った。

 そんないつもどおりの人を食ったような動きに怒る丸藤から、場外で猛攻を受けて鉄柵に投げつけられ、チョップを返された。それでもリングに戻ると、場外の丸藤に対しトップロープの反動を利用した鉄柵越しのムーンサルトアタックを仕掛けて反撃ののろしを上げた…かに思われた。

 ところが、この着地に失敗したのか、左足を押さえたまま苦悶の表情を浮かべて立ち上がることができない。そのまま場外カウントが進み、OZAWAのリングアウト負けが告げられた。この消化不良の結末に、会場からはざわめきが発生。左足を押さえるOZAWAはそのまま担架に乗せられ、コメントもできぬまま退場を余儀なくされた。一方、この結果に丸藤も「何もねえ…。何もねえ。いろんな経験をしろ」と戸惑いながら話すほかなかった。

 その後、長濱健人トレーナーから左足首骨折の疑いとされ、OZAWAは一夜明けた9日に病院で診断を受けることになった。この予想だにしないアクシデントに、ノアを統括するサイバーファイトの武田有弘取締役は「緊急事態ですよ…」と頭を抱える。今年1月の鮮烈な登場で〝OZAWAショック〟を起こして、ここまで好調の団体を支えてきた大黒柱のケガとなれば「団体のダメージ? 大きいです」と話した。

 リーグ戦は都内のみならず、地方都市をめぐって開催されるだけに「地方のお客さんも、OZAWA選手を見たいと思うので…」と沈痛な面持ちだ。今後の出場については病院での診断結果を待って決断することになるだけに「今は、重傷でないことを祈るほかないです」と語った。

 開幕戦で優勝候補大本命に起きたまさかのアクシデント。このまま離脱となれば大混戦必至だが、果たしてどうなるのだろうか。