格闘技イベント「K―1 WORLD MAX」(7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で相変わらずの大立ち回りを繰り広げた〝反則王〟ことシナ・カリミアン(37=イラン)を〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)がまさかの?大絶賛だ。
カリミアンはこの日、2試合目となる総合格闘技(MMA)戦に出撃し、ブレイク・トループ(37=米国)と対戦。1ラウンド(R)開始早々、経験に勝るトループにタックルで倒されるとマウントポジションを奪われ苦戦を強いられると、2Rもテークダウンされ劣勢を強いられた。だが、再びマウントになったトループのヒジが振り下ろされたところで、カリミアンの指が相手の目を直撃するアクシデントが発生した。
その後、トループの目が回復せず、試合は再開されず。カリミアンの「なにこれ!?」という絶叫で観客から笑いが起こると、会場にはトループによる顔面へのヒジ打ちと、カリミアンによる指を目に入れるサミングの反則行為が続いて起こったことがアナウンスされる。さらに試合結果は検証を経て後日発表するとして「保留」となった。これに納得いかないカリミアンはトループに襲い掛かり、放送禁止用語を叫ぶなど大暴れだった。
その後、カリミアンは前日の計量での会見で左ヒザを負傷していたため踏ん張れずにテークダウンを許したと主張し「だからあえて倒されてグラウンドも対処できると見せるように戦った。相手は私がグラップラーであると感じたはずだ」とうそぶく。そして「ギブアップをするならタップをすればいいのに、彼は逃げた。だから再戦の価値はない」と断じた。
この結果に緊急取材を押し付けてきたのが青木だ。頼んでもいない電話を寄こすと「シナ・カリミアン、素晴らしすぎるだろ! 面白すぎるよ。相変わらずヤってるな!」と興奮気味に声をしゃがれさせる。相変わらずの〝逆張りオジサン〟は「ここまで素晴らしいってことは裏に黒幕がいるんじゃないか? ぜひ、GLEATにスカウトしてほしい。逸材だ!」と手放しでほめたたえる。その上で「でも、カリミアンがGLEATにスカウトされたら、枠が減って俺が出られなくなっちゃうな。せっかく引退試合をGLEAT MMAでしようと思ってたのに…。こうなったら〝東北の黒幕〟に相談して、ロシア方面での活動を模索するしかないか」とよく分からないことを口走った。
そこで話題を軌道修正すべく、試合の感想を問われると「そんなこと言われたって、あの試合には見るところも語るところもなかっただろ!」とメガネを光らせる。返す刀で「カリミアンの唯一悔やまれるところは、今、IGFがないことだな…」とつぶやくと一方的に通話を切り、取材を強制終了するのだった。












