格闘技イベント「K―1 WORLD MAX」(7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)での総合格闘技(MMA)戦で元K―1クルーザー級王者の〝反則王〟ことシナ・カリミアン(37=イラン)がブレイク・トループ(37=米国)と消化不良の乱闘劇で、結果は前代未聞の「保留」となった。

 1ラウンド(R)開始早々、トループにタックルでテークダウンされたカリミアンは、相手の首を抱えて抵抗するも、サイドからマウントポジションへの移行を許す苦しい戦いを強いられる。そこからパウンドを落とされて腕十字を狙われたがこれはなんとか脱して上を取ることに成功。しかしガッシリと組み付かれて有効打を当てることはできなかった。

 2Rも開始早々テークダウンされ、マウントを奪われ、パウンドを落とされる。さらにトループのヒジが顔面に当たった直後、カリミアンの指がトループの左目を直撃。このアイポークで試合が中断となると、カリミアンは両手を広げて観客を煽りだす。さらに今回の「HERO’Sルール」ではヒジ打ちが禁止されていることを挙げて「ルール守らない!」と叫ぶなどらしさを全開にした。

ブレイク・トループ(上)を攻めるシナ・カリミアン
ブレイク・トループ(上)を攻めるシナ・カリミアン

 結局、トループの目が回復せず、試合再開はかなわず。カリミアンの「なにこれ!?」という絶叫で観客から笑いが起こると、会場にはトループによる顔面へのヒジ打ちと、カリミアンによる指を目に入れるサミングの反則行為が続いて起こったことがアナウンスされる。さらに「試合が終わった原因を後日判断して結果を発表する」としてこの段階での結果は「保留」となった。これに納得いかないカリミアンはトループに襲い掛かるなど大暴れ。最後は放送禁止用語を叫んで姿を消すのだった。