これで大丈夫なのか。大相撲秋場所(14日初日)を控えた5日、東京・両国国技館で横綱審議委員会による稽古総見が行われた。横綱大の里(25=二所ノ関)は横綱豊昇龍(26=立浪)、大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)との申し合いに臨み、11番取って3勝8敗。豊昇龍の切り返しに引っくり返されるなど、精彩を欠いた。

 この日の和製横綱の稽古内容は、先輩横綱の目にも物足りない印象と映ったようだ。同じ二所ノ関一門の重鎮・芝田山親方(元横綱大乃国)は「全然ダメだよね。大の里は、どうなっているのか。全く覇気が感じられない。他の幕内の力士(関脇以下)と同じような稽古だった」と指摘した。

豊昇龍(手前)に寄り切られた大の里(代表撮影)
豊昇龍(手前)に寄り切られた大の里(代表撮影)

 7月の名古屋場所は新横綱でワーストの金星4個を配給し、引く悪癖を露呈した。最終的には11勝と一定の成績は残したものの、終盤は賜杯レースから脱落。幕内琴勝峰(26=佐渡ヶ嶽)に平幕優勝を許した。横綱2場所目となる今回は、真価が問われる場所。本番へ向けて、不安を残した格好だ。

 稽古後の大の里は「(動きが)バラバラだった。全てにおいて良くなかった」と反省しきり。「先場所と同じ失敗をしないように。最後まで優勝争いに絡んで盛り上げられるようにやっていきたい」と活躍を誓ったが…。果たして、どうなるか。