自民党の鈴木貴子衆院議員は3日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。臨時総裁選の前倒しの是非について「総裁選の前倒しを求めます」と自身の態度を表明した。

 逢沢一郎総裁選選挙管理委員長は2日の両院議員総会で党則第6条4項に基づく臨時総裁選の実施要求について来週8日に要求数を確認し、その結果を発表するとした。

 貴子氏はXで総裁選の前倒しを求めた理由に関し「物価高騰対策はじめ政策のカタチにするため」「続投論にある『政治とカネ』は石破総裁の問題ではない論に違和感」「総裁選は石破総裁の再挑戦を拒むものではない」という3つの考えを示した。

 まず〝政策のカタチ〟では「衆議院、参議院、2つの国政選挙で、自らが掲げた必達目標を達成することが出来ませんでした。『それは石破総裁個人の問題、責任ではない!』との声もありますが、そもそも政治資金に端を発し厳しい状況の中で総裁選に出た時点でわかっている話です。その中において結果を出すという覚悟があったからこそ『必達目標』を自ら掲げられたはずです」。

 続けて「また、党内での議論を反故にし、国会論戦の中でいきなり大きな政策転換や、他党の政策の丸呑みなど、党内議論もなし崩しに。選挙で負けたから、という事だけで石破総裁への不信が募ったのではありません。このような進め方は自民党のリーダーとしていかがなものか、と自民党所属議員としての意見です」。

 次の〝石破総裁の問題ではない論に違和感〟では「政治とカネの問題、不記載はあってはならないことです。2度と起こすまじ、と法改正も進めました」とした上でこう述べた。

「昨年秋に総選挙が行われ、国民の皆さんから審判が下されました。不記載がありながらも当選した者、また落選した者、どちらも存在します。選挙で負けたのは、不記載による自民党への信頼失墜の結果であり石破総裁の問題ではない! と擁護される方がおりますが、石破総裁は昨年秋の総選挙で落選された方を、なぜ8月に次期衆議院選挙における自民党公認候補予定者たる支部長に選任したのでしょうか。それが、〝猛省〟の結果でしょうか。これでは、石破総裁が『政治とカネの問題はすでにおわった』と言っているように見えます。続投派の続投のための根拠は、まさに石破総裁によって崩されています」。

 一方、父親の鈴木宗男参院議員は臨時総裁選の実施に反対の立場を取っている。2日に開かれた両院議員総会の終了後、報道陣の取材に対して「堂々と総選挙をやって勝負した方が自民党は変わる」と述べ、臨時総裁選を要求する議員たちをけん制した。

 貴子氏は「総裁選は石破総裁の再挑戦を拒むものではない。石破総裁も再び挑戦することができます。挙党一致体制のためにも、党の再生のため、ここはリスタートを図る必要がある。こうした、考えから私は総裁選の前倒しを求めます」と締めている。