セ4位・広島は2日のDeNA戦(マツダ)で5―8と惨敗し、3連敗。3位・ベイスターズとのカード初戦に敗れ、CS進出圏内から2ゲーム差に後退した。
先発・床田寛樹投手(30)の不調が全てだった。初回から相手打線に捕まり、2回までに2被弾を含む6安打7失点。試合前までリーグトップの投球回152回2/3を投げてきたが、この日は今季最短でのKOとなり「負けられない試合で、9月に入って『よし、行くぞ』という時に…。何をやっているんだろうな…と」。
うなだれる本人をフォローするように、新井貴浩監督(48)は「今シーズン一番、良くなかったね」と振り返りつつも「次、修正して臨んでもらいたい」と変わらぬ信頼を寄せた。
レギュラーシーズン最終月となる9月初戦で思わぬ惨敗。頭によぎるのは〝昨年の悪夢〟の再来だ。首位で9月を迎えながら5勝20敗と大失速し、結果的にVはおろかBクラスの4位にまで低迷した苦い経験がある。それでもチーム関係者は「良くも悪くも、昨年と今年では成績もそうだし、やっているメンバーも違う」。そもそも最終盤を迎える「心境」と「熱量」が、いずれも異なると断言する。
チーム成績も、登用している人材もしかりだ。昨季は9月を貯金13の首位で迎えたが、今季は試合前となる1日時点で4位の借金8。この日のスタメンで昨年の同時期に先発していた野手は小園海斗内野手(25)、坂倉将吾捕手(27)、末包昇太外野手(28)、菊池涼介内野手(35)のみだった。中継ぎ運用など投手陣の起用法を含め、すでに〝別モノ〟のチームとなっているのは一目瞭然だ。
新井監督はすでに来季以降を見据え、スタメンに若手野手を組み込みながらチームを再建中。8月以降は〝勝敗が全てではないタクト〟をあえて振るっている。
もちろん、まだ十分に今季もAクラス入りの可能性を残してはいる。しかし、鯉将が最優先に目下のところチョイスしているのは目先ではなく近い将来、結果を残すためのチーム作り。やがて出る2025年シーズンの結果を含め、あらゆる面での忍耐も覚悟を決め込んでいる模様だ。












