ソフトバンクが2日のオリックス戦(みずほペイペイ)に2―1で逆転勝ちし、連敗を2で止めた。

 試合を締めくくったのは中堅・周東佑京外野手(29)の渾身のスーパープレーだった。1点リードの9回二死一、三塁、代打・西野の打球は右中間を深々と破ろうかという鋭い当たり。誰もが息をのんだ瞬間、背番号23が一直線に突っ込み、ダイビングキャッチで試合を終わらせた。ドームはこの日一番の大歓声に包まれた。

 小久保裕紀監督(53)は「佑京しか捕れないでしょ。本当のプロのプレー」と絶賛。さらに「ベンチにいる時から、9回に誰が代打で出てくるかをバッテリーコーチと話した上で、どの方向に飛ぶかまで(想定して守備位置を取って)いっている。それがなければ捕れていない」と、事前の準備と守備の意識の高さをたたえた。

 さらに指揮官は、周東を「9番」に据えている理由についても触れた。「打順は初回だけ。1、2、3番は。9、1、2、3の並びのところで9番がそこからつながるイメージが強い。最初は海野も考えたけど」とし、周東の方が勢いを与えられる起用の狙いを説明した。

 バットでは3打数無安打と快音は出なかったが、最後に見せた守備で存在感は十分。チームを救うビッグプレーで、逆転勝利の立役者となった周東に、指揮官は惜しみない賛辞を送った。