センダイガールズプロレスリング(仙女)のワールドシングル王者の橋本千紘(33)が〝レスリングの魂〟を女子プロレス界に根付かせるため、奔走している。
橋本は日大時代、世界学生選手権3位に輝いたほどのレスリングエリートだ。6月からは無償で女子プロレスラー向けのレスリング講習会を月に1度、主催している。3日に行われた第3回では、垣根を越えて8団体(フリーも含む)から30人のレスラーが集まった。
この会を始めたきっかけは、今年4月に現役を退いた代表・里村明衣子の言葉だった。「(里村が)引退した直後に、仙女の若手の強化を掲げたら『千紘は仙女を見るんじゃなくて、女子プロレス全体を見なきゃいけない存在なんだよ』って言われて…。レスリングを一から学べる場所ってなかなかないし、今みんなそういう場所を求めている気がしたので、最初は軽い気持ちで始めました」と経緯を説明した。
指導者として、基礎的な技術から教えている橋本は「こんなに強くなりたい子たちがいたんだ」とまず驚いたという。「やっぱりできないなりに一生懸命取り組んでいる姿がすごくいいなって思いますし、回を重ねるごとに形になってきている」と手応えを感じている。
また、女子プロレス全体を巻き込んだこの会の意義について「レスリングってすごく楽しいし、本当に基礎になる部分なので、ここを覚えれば、女子プロレスが一つ上の段階にいけるんじゃないかなってすごく感じます。歌を歌ったり、ダンスをしたりとかも、もちろんアリだとは思います。だけど、もっとアスリート色を強めるプロレスっていうのを広めていけたら」と未来を見据えた。
さらに、今年中に女子プロレスラーだけのレスリング大会を開催するプランも披露。「練習した成果も出せる場所でもありますし、そこでライバル関係も生まれたりとか、そういうものにもつながっていけばいいな」と目を輝かせた。次回、第4回の開催は9月2日を予定している。












