自民党の小林史明・環境副大臣が29日、X(旧ツイッター)を更新。総裁選前倒しを求める署名が公表されることを受けて見解を披露した。

 総裁選管理委員会は総裁選前倒しを求めた議員の名前を公表すると決定。国会議員295人と都道府県連の代表者47人の計342人中、過半数以上となる172人が要求した場合に臨時総裁選が開かれる。すでに神田潤一法務政務官は28日、Xで「『総裁選挙の前倒しを求めるべき』との考え方に大きく傾いている」と賛同する考えを明かしていた。

 小林氏は「自民党総裁選挙の前倒しに向けた手続きが決定されました。元々、私自身は総裁選を早期に実施すべきという考えです。これまで副大臣という立場から、公に意思を示すことは控えてきましたが、今回の手続きで氏名を公表することが決定されたため、あえて控える必要も無くなりました」と立場を鮮明にした。

 一部報道では政務三役から総裁選前倒しに賛成する場合は辞表が必要になるとの指摘も出ている。小林氏は「本当に必要があるのなら、副大臣を辞して手続きを行いたいと思います」と、辞職も選択肢にあるとした。

 なぜ前倒しが必要なのか。小林氏は「相次ぐ選挙の敗北はリーダーシップの正統性が大きく揺らいでいることを示しています。結果として、組織全体の意思決定が停滞し、目標達成能力が損なわれる『組織の麻痺』状態に陥る危険性があります」と指摘し、組織の浄化作用の必要性を説いた。

 その上で、「なお、今回、総裁選の前倒しが決定された場合、現職の総裁も出馬が可能であり、引き摺り下ろすということではありません」と、石破茂首相が再選を目指して総裁選に出馬することも可能だと強調した。