東京地検特捜部は27日に日本維新の会・石井章参議院議員が勤務実態のない人物を公設秘書として届け出て、国から給与を不正に受け取った疑いがあるとして強制捜査を行った。
特捜部は猛暑の中、茨城県内の石井議員事務所を始め、東京・永田町の参議院会館事務所などを捜索し大勢の報道陣が駆けつけた。
石井氏は茨城県取手市議会議員を経たあと、2009年の衆議院選挙で当時の民主党から比例代表北関東ブロックで立候補し初当選。16年の参議院選挙では当時のおおさか維新の会から比例代表に出馬して当選、22年に再選を果たしている。
永田町関係者などによると、今回の石井氏に対する強制捜査を受けて中司宏幹事長はこの日、国会内で報道陣の取材に対して「捜査には全面的に党としても協力させていただきます。本人(石井氏)とはまだ連絡が取れてないですけれども、しっかりと事実関係を党として把握をしてしかるべき対応をしていきたい」と話したという。
石井氏の秘書給与詐欺容疑疑惑をめぐっては、同僚議員たちにも大きな衝撃が走ったという。
永田町関係者は「両院議員総会(8日)で司会を務めていたのが石井氏でした。今後、仮に特捜部が押収した資料で裏付けが取れた場合、『アウトになるのかもしれない…』と党のイメージが悪くなることを懸念する声が上がっていました。強制捜査に踏み切った背景には、石井氏の元側近による内部リークがあったからではないかとの見方も出てきています」と語った。












